高木シェフ

兵庫県芦屋市にお店を構えるミシュラン2ツ星の名店「京料理 たか木」。オーナーシェフである高木氏がコロナ禍の中で行き着いたのが和食の技法を使ったアウトドア料理だった。美学街道エリア後川にあるNIPPONIA 後川 天空農園に宿泊した事から物件を契約し、約2年の歳月を経て加工拠点とイベントも行えるレストランを開発した。

大阪ヒルトンの和食の店舗や、台湾のシャングリラホテル、ANAインターコンチネンタルホテルの鉄板焼赤坂等を監修し、本人も世界を飛び回り和食の魅力を伝える。

拠点を構えた同地域は、8軒だけ家がある山間の奥地集落。豊かな自然に囲まれた環境で、食育の事業にも取り組みたいと意気込む。2023年夏からが本格的なスタートになるが、トマトの麹でつけた牛肉や出汁を染み込ませた野菜を炭火焼きで提供するなど、アイデアが豊富。

季節の植物に見立てたお料理は見た目も美しく、美味しさの中に楽しみが見出せる。このおもてなしの技術も含めて、和食の文化だと深く感じる高木氏の「美学」だった。

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